ある本に、こんな言葉がありました。
「何事も全力でやれば、最悪の結果は避けられる」
今まで経験したしたことが無いことに当たったり、どうしても成功させたいと思った時は
いつもまずこの言葉を思い浮かべています。
皆さんが全力と聞いて思い浮かぶ景色はなんですか。
自分の場合は野球をずっとやっていたこともあり、何か高校球児が泥だらけになって
何時間もノックを受けている景色が思い浮かびます。
皆さんが思い浮かべるのもきっと、汗水垂らして遅くまで必死になってやっている、
それがスポーツなのか仕事なのかは分りませんが、そんな景色を思い浮かべるのではないでしょうか。
一つのことにフォーカスして時間を使うその姿は、間違いなく全力だと思います。
「全力でやれば、最悪の結果は避けられる。」
これが成り立つのはなんでだろうと考えた時、
「全力でやっている人は誰かが助けてくれるからなんとかなる」
そう言い換えれるのではないのかなと思いました。
全力で頑張っている人って分かるし、応援したくなりますよね。
だからその人は色んな人の助けを得れて、目標には届かずとも合格点では終着できる、
そういうことを言っているんだと思います。
でも、かつての自分に言い聞かせるという意味でもありますが
全力で頑張る人には盲点となりやすい点もあるかと思います。
それは、結果ではなく頑張るということ自体が目的になってしまっていること。
例えば部活の練習で1日中グラウンドにいて、帰ってへとへとでも練習していたり
仕事だと毎日夜中まで残業をしていたり。
これをやること自体、そもそもすごいことだと思います。
ですが現実の結果は残酷で、
次の試合でヒットを打ったり、仕事で結果を上げるのは
自分より練習や仕事を早く切り上げた人だったりするんです。
だからもし全力でやってるのに何か成果が上がらない人がいればこう考えるのも一つなんじゃないかと思います。
一度冷静になって「ゆっくり休むこと」「整理すること」「客観的に自分を見ること」
こういったことも結果を出す為に必要な、全力で取り組むということの一つだと。
夜中必死に活動するのも周りから見ると、分かりやすく頑張ってるね。となりますが、
案外早く切り上げて早寝して、朝から活動する方が難しかったりします。
特に社会人になると求められるのは、
頑張る姿勢よりも結果、だからなるべく結果が出るような全力で取り組んでいきたいですよね。
だって頑張ってるんだから。
でもまあ、一度も全力でがむしゃらに泥だらけになってノックを受けたことがないのに、効率とか休むとかいうのもなんか偽物な気もしますし、難しいですね。
そんな経験が一度あるからこそ、本当に思えることなのかも。
だから全力の向こう側、という感じなんですかね。
とりあえず全力で何かやってる人は大好きです。
では!