最近読んだ本でこのような言葉がありました。
「どれだけ要約された1%の重要ポイントを聞いて、理解した気になっても、
99%の時間を使って自分で深く考えなければ、自身の血肉にはなっていきません。」
SNSが発達した今、ググったりYouTubeを見ればすぐに
分かりやすく「要約」された文章や解説動画にアクセスできます。
私もよくこの手の動画を見ますし、ウェブ検索もよくします。
でもこの本は、それでは自分の本当の力にはなっていかないと書かれていました。
振り返ると、今自分で身についていると思える力は
無駄だと思えることも含め何年も何年も経験して、身についているように思います。
例えば私は学生時代13年間野球をしてきました。
野球を辞めてもう6年経ちますが、誰かにバッティングを教えろと言われたら
今すぐ教えられる自信があります。自分が思う大事なところを
伝えるだけなら10分くらいで教えられると思います。
でも教えた相手が、すぐに私と同じような考えや感覚にはならないのは
自分で考えて、悩んで、経験をする ということをしていないからですよね。
1%の本質を「知っている人」と「自分のものにしている人」では違うということです。
バッティングを例に出しましたが、社会に出てから必要とされるのは「考え」です
より良い「考え」を自分のものにするにはどうするか、
それは「本を読むこと」ということ。
本を読むことは、要約動画と比べて分かり難いですし、時間もかかります。
また重要なことは数ページ、数行だったりもしますし、無駄だったと思える本もあります。
でも時間使いながら一つ一つ自分で考えることで、
その本を書いた偉大な人の知識や経験が自分のものになるということです。
私もまずはこの本を読めて良かったと思います、やっぱり読書って大事なんですね。
もっと大きくいうと、やっぱり近道なんかないんですね。
参考文献:なぜ、スターバックスの創業者はビジネスマンではなく多読の作家だったのか 著)夏目力