【‘動かない時間’の意味を知ってから】

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つい最近、31歳になりました。

10年前と比べて、体の衰えを感じることもないし、自分自身はそんなに変わってないつもりでいます。

でも周りを見れば、転職したり、起業したり、結婚して家庭を持ったり…。

社会の中では、もう充分に「大人」になったんだなと、ふと感じる瞬間があります。

今回は、そんな今だからこそ感じた“動かない時間”について書いてみたいと思います。

“動かない時間”を考える上で、まずはその逆の時間ってどんなものか。

それは、冒頭で触れたような転職、起業、結婚──そういった人生の節目になるようなタイミング。

そして、その決断からしばらく続く「変化の中にいる」感覚。

自分が“動いた”と感じる時間って、たぶんこういう時だと思うんです。

じゃあ、“動かない時間”とは何か。

それは、昨日と同じような日常の中で、何かに迷い、考えながらも決断に至らない、そんな時間のことです。

ある程度人生を生きていれば、誰しもこんな感覚を持ったことがあるはず。

そして正直なところ、この時間はあまり気持ちのいいものではありません。

じゃあこれは、“動けなかった”から無駄な時間なんでしょうか?

自分はそれは違うと思うんです。

考えて、迷って、でも結局決断できなかった。

その一日が過ぎた時、周りから見れば「結局なにもしてない」って見えるかもしれない。

でも、心の中ではしっかり考えていた。

たくさんの想いが動いて、そのうえで「まだ決められない」という結論に至っただけ、なんです。

「思い立ったら即行動」「行動こそが人生を変える」

──自己啓発本やモチベーショナルスピーカーの言葉では、こういった考え方が当たり前のように出てきます。

自分自身、ここまでそういう感覚を持って生きてきたところもあるので、その考え方にも共感します。否定するつもりは全くありません。

ただ、自分の感覚として、ひとつ加えたいことがあります。

それは、

「考えて、迷って、動けなかった時間があるからこそ、決断したときには必ず前に進める」ということ。

そして、

「動けないと感じているその時間に、実は何も失っていない」ということです。

たとえば、仕事でのキャリアの選択もそうです。

転職しようか、このまま続けようか、あるいはまったく違う道に挑戦してみようか──

頭の中では何度もシミュレーションしてみるけど、「これだ」と思えるものが見つからなくて、動けないまま時間が過ぎていく。

そんな時期ってありますよね。

でも、そういう“決めきれない時間”があったからこそ、ある日ふと、

「自分が本当に大事にしたいものってこれだったんや」と気づける瞬間が来たりする。

焦って動いていたら見えなかったかもしれない、自分の本音に出会えることもあるんです。

だから言いたいのは、

「ただ闇雲に動くこと」が行動力なんじゃなくて、

「自分の信念が定まった時、一気に動き出すこと。そしてその動きが自分の中で自然に続いていくこと」

──これこそが、本当の行動力なんじゃないか、ということです。

静かに考える時間も、迷って立ち止まる時間も、そこにはちゃんと意味がある。

それがあったからこそ、その一歩が“自分の一歩”として踏み出せる。

そう思って「動けてないかも?」と感じる時期の自分も認めて、進んでいきたいですよね。

では!!

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